このたび、『カットCO2 リカバリー』に興味を持って頂き、誠にありがとうございます。

『カットCO2リカバリー』は、公共土木工事におけるCO2排出量の数値管理(排出量算定・削減目標値設定・実績値との比較、達成率の算定)に対応するソフトウェアです。

近畿地方整備局では、119日の入札公告において、CO2排出量削減に関する創意工夫が評価項目の対象となることが盛り込まれています。

近い将来、各地方整備局においても数値管理義務化となることが予想され、施工計画・技術提案・総合評価等に即活用していただくことが可能です。

1.何故?温暖化なのか

 ご承知のように、地球を取り巻く温室効果ガスはCO2SOxNOx 等で構成されています。なかでもCO2 は全体の約60%を占め、このCO2 の増加が地上から放出する赤外線を吸収し、結果的には気温上昇の誘因の一助となっていると言われています。

2.我が国の取り組み

 我が国は、世界で
4 番目のCO2 排出国であり、2002 年地球温暖化のための「京都議定書」を批准し、温室効果ガスを90 年比6%削減が義務付けらましたが、目標年次2005 では+14%の排出量増となりました。

 産業部門が努力したとは言え若干の増加で推移し、増加原因の大半は運輸部門・民間部門の大幅な増加によるものだと、言われています。 建設業をみると、
-30.3%となっていますが、これは公共工事が大幅に減少した結果であって、建設業の努力によるものではないとも言われています。

3.公共工事における現状

 CO2 削減を国土交通省も推進する動きを見せています。平成19112日に省エネ対応建設機械に対しての補助金制度が開始されました。
 平成
15年に、「建設施行における地球温暖化の手引き」が作成され、「建設機械の削減評価指標の業界規格」が制定されて以降、主だった動きのないまま、進められてきたCO2 削減に本腰を入れだしたといえます。 しかし、工事現場ではCO2 削減の意識も低く積極的な対応が成されていないのが現状です。

 現状の建設機械においては『
1 次・2 次排ガス基準』が設けられていますが、規制対象は、NOx等の『大気汚染物質』による酸性雨・光化学スモッグ・粒子状物質対策であり、CO2 排出量削減は対象外となっています。

4.カットCO2 リカバリー目的は (概要イメージは⇒こちらへ


 前述の現状において、削減の目標を設定する場合、確かな『基準』が必要ですが、現在、土木工事においては『基準』が明確になっていないといわざるを得ません。
 そこで、公共土木工事において用いられている、『積算基準(既定の見積作成基準)』を用い、工事における
CO2 排出量を数値化し、数値目標の設定・数値管理を行うことを目的とし、開発されました。このソフトウェアは『公共土木工事に関するCO2 排出量の数値目標の設定・数値管理を行う』ツールです。

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